本日も、ご拝読頂きありがとうございます。

筒井です。

今回は、

「小学校受験の試験合格に一番大切なこと」

についてお話しして参ります。

大切なことというと『成績に決まってる！』と思われる方もいらっしゃることかと思います。

ですが、小学校受験においては

試験の問題は自分で設問を読みません。

必ず放送か先生が口頭で問題文を読みます。

行動観察や運動項目でも同様に、放送あるいは先生が口頭で指示を話します。

面接や口頭試問でも当たり前ですが、先生が質問をしてきます。

本を見て問題に答えることもありますが、それも、先生が必ず質問をしてきますね。

全てに共通すること。それは、

【話を聞いてそれに合わせて行動する】です。

要するに、

話をきちんと聞く。そして正しく理解する。

これこそが小学校受験の合格に一番大切なこととなるのです。

困った。話なんか全然聞けない。。。とお困りの親御さんはいませんか？

「話をちゃんと聞きなさい！」と繰り返し言ってませんか？

これでは、なかなか話を聞けるようになりません。

まず、話を聞くために必要なことを分解してみましょう。

①姿勢

②視線

③注意力（話をする人へ意識を向ける）

④注意を持続する力（話を聞き続ける力）

まず。聞くためだけでもこの４つの力が必要になります。

そして、理解するとなると。1〜４をしながらさらに

⑤話していることを記憶する

⑥記憶しながらイメージする

⑦解釈する

記憶しながらイメージする段階で、今までやったことがあるモノだと

過去の記憶から引っ張ってくることができるので想定できますが、

初めての内容だとイメージするも「どういうこと？」「こういうことかな？」と解釈の部分が不十分になる可能性が考えられます。

話はそれましたが。

実に複雑なことをしているのです。

一瞬でも注意がそれて聞き逃してしまったら、正しい回答はできません。

話を聞くことは難易度が高いことと、小学校受験においてとても大切だということはわかっていただけるでしょうか？

じゃー何をしたらいいの？怒らないでも聞けるように聞けるようになってほしい。けど、どんな取り組みをしたらいいの？

疑問が湧きますよね。

おうちでできる話をしっかり聞くための練習について

下記は今からでもすぐおうちでできるものを５つあげてみました。

参考にして、おうちでも聞く力を日頃から鍛えていきましょう！

①話しかける時は名前を言って意識をこちらに向けてから。

②お手伝いやお願い事をはじめは１つする。１つができたら２つのお願い。と段々増やしてみよう。

例）「スプーン取りに来て〜」➡︎「テーブル拭いて、スプーン取りに来て〜」

③テレビや動画中心から、ラジオや物語の音声を流してみよう

④なぞなぞ、クイズを出して遊ぼう

⑤記憶しりとりで言ったことを覚えている練習をしよう

まだまだできることは沢山あります。

とにかくまず大切なのは、意識をこちらに向けさせることです。

ですので、話しかける時は必ず名前を読んで、

逆に呼ばれたら「はい！どうしたの？」と「はい」を言ってあげてください。

すると、お子さんも自然と呼ばれたら「はい」と返事することが身につきます。

「はい」をいうことで話を聞くスイッチを入れますからね。

子供に言う前に、まずは親御さんが行動してみてくださいね♪